1. 何も言わないまま あなたと初めて会った
お店に入れば二人でうたった歌が流れているわ
いつもと同じコーヒー お砂糖を二つ入れて
煙たそうに目を細めて 煙草を吸ってるあなたが
もう明日からは ただの知らない人ね
戻ってこいと 言われてしまえば
なずきそうな気もするのに
あなたの燃えるようなまなざしも
折れるほど抱いてくれたその腕も
ひとつひとつが 走馬燈のように めぐってくるけど
旅に疲れた 私にはもう あなたを呼ぶ言葉もないの
2. 先に出て欲しいの 後ろを振り向かずに
目をつむっている間に 消えて欲しいの
もうこのお店に 入る事もないのね
そんなに私を 見ないでください
涙が溢れそうよ
あなたの燃えるようなまなざしも
折れるほど抱いてくれたその腕も
ひとつひとつが 走馬燈のように めぐってくるけど
旅に疲れた 私にはもう あなたを呼ぶ言葉もないの